ユーロ円というのは、海外に所在する金融機関※と、本邦のオフショア勘定（ＪＯＭ＝japan Offshore Market）に預けられている円資金のことをいいます。

※邦銀の海外支店を含みます。

ユーロ市場というのは、各国の通貨取引上の制約を受けずに、国際間で自由に取引できる通貨取引市場をさします。

ユーロ市場は、1950年代半ばに、米国の国際収支赤字等を背景に、欧州に流出した米ドルの取引が始まりました（ユーロ・ダラー市場）。

その後、1960年代には、米国の利子平衡税導入を契機として、ユーロ債市場が成立し、1970年代には、ユーロ・クレジット市場成立と順次発展してきました。

ユーロ市場における取引は、ヨーロッパだけでなく、アジア、米国等の様々な地域にわたっていて、日本でも1986年に東京オフショア市場（ＩＯＭ）が創設され、活発な取引が行われています。

ユーロ市場での取引通貨は、米ドルだけでなく、円、ポンド、フラン等多種類にわたっています。

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