証券化ローンのメリットについて
■証券化ローンの仕組みは、金融機関が住宅ローンを販売し公庫がそれを買い取り、それを有価証券化して投資化に販売するというものです。
これにより、その後金利が上昇した場合のリスクは投資家が負いますので、金融機関は長期固定かつ低金利の資金調達が行えるようになります。
一方、顧客は長期固定で比較的低金利での融資を受けることができます。
■民間ローンとは異なり、証券化ローンの場合には、保証会社と保証契約を結ぶ必要はありません。
よって、保証人も不要ですし保証料がかかりません。
■金融機関は証券化ローンを販売することで、一定のサービシングフィーを受け取ることができるます。
また、公庫は金融機関に元利金回収管理の委託をしています。
これにより、繰上返済手数料や事務手数料等の経費が低く抑えられるようになっています。
証券化ローンのデメリットについて
融資を受ける側の利用者にとり、証券化ローンには次のようなデメリットもあります。
■市場で流通している10年物国債の水準を基に金利が決められているので、変動金利よりも高めです。
■団体信用保険に別途保険料を支払い加入しなければなりません。
■融資物件の価格や融資額に上限があります。 |