| 最近の住宅ローンの傾向はどのようになっているのでしょうか? 最近の住宅ローンの傾向は、以下のように個別ニーズに合わせたものや、リスクが分散されたものが多くなってきているようです。
 ■女性向けなどの特約付きの商品の増加
 ■繰上返済や保証料が無料
 ■金利上昇リスクを回避する商品
 ■一定期間の金利の優遇
 
 さらに、金融機関と航空会社の提携により、住宅ローンを利用するとマイレージが獲得できる商品など、直接住宅ローンとは関係のない特典がついた商品もあるようです。
 
 女性向けなどの特約付きの商品の増加とは? 最近は、以下のような理由から、様々な特約や特典が付いた商品が数多く発売されています。
 ■女性が金融機関の重要な顧客になっていること
 ■ケガ、病気、失業などによって勤務ができなくなるなどの生活上のリスクに備えるニーズがあること
 
 とりわけ、失業や三大疾病などによって働けなくなったときに、住宅ローン返済の負担が軽減される商品が増加しているようです。
 
 繰上返済や保証料が無料とは? 若い世代は、頭金が少ないことから次のようなニーズがあります。
 ■諸経費が割安なもの
 ■繰上返済がいつでも自由に無料でできるもの
 
 こうしたニーズに対応するため、次のような商品も増加しています。
 
 ■インターネットで手続可能な商品
 ■繰上返済や保証料を無料にする商品
 
 金利上昇リスクを回避する商品とは? 最近は金利上昇リスクが高まっているせいもあって、金利変動リスクを抑えられる長期間金利を固定する商品に注目が集まっています。
 特に、フラット35を利用する人は益々増える傾向にあり、民間金融機関でも証券化を活用した長期固定型商品を次々と発売しているようです。
 
 一定期間の金利の優遇とは? 将来の金利上昇リスクへの不安はあるものの、目先の金利は低く抑えたいというニーズに対応するために、一定期間にわたって、標準金利から一定金利を優遇する商品も多数販売されています。
 ただし、こういった商品を選択する際には、金利について全期間固定金利型との損益分岐点をシミュレーションしておくことが大切です。
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